日本の国防 2010 5 9
戦前の日本は、独自防衛、独自外交でした。
だから、正規空母は10隻、改装空母8隻という体制でした。
戦前の日本も、資源の確保は、重要なテーマでした。
戦後は、日米安全保障条約があるので、
日本は軽武装で、商売に専念できるようになりました。
2006年の時点で、国防予算がGDPに占める割合については、
日本は0.8%で、世界平均の2.0%を大きく下回っています。
外交戦略では、アメリカとは一定の距離を持ち、
是々非々主義のフランスは、2.6%の国防予算となっています。
経済優先ならば、日米安全保障条約重視でしょう。
だから、インド洋での給油作業という同盟関係も必要だったと思います。
鳩山内閣は、独自防衛、独自外交を指向しているように見えますので、
やがて日本が軍事大国化するという結果が出てくるでしょう。
もちろん、こうした軍事大国化は、一種の景気対策でもあり、
内需振興とも言えますが・・・・・。
「米軍が見た自衛隊の実力」(北村 淳)から引用
極めて情けない話だが、「海上自衛隊の艦艇がマラッカ海峡を通過する前に、
われわれがP-3を出して安全を確認している」という話を、
米海軍P-3部隊関係者から聞いたことがある。
いくらなんでも、そのようなことはないだろうと思っていたところ、
海上自衛隊のP-3C部隊関係者から、「そのような事実もあった」という話を聞いた。
自国の軍隊すら米海軍によって護ってもらっているのでは、
米海軍に「われわれが日本のシーレーンをオープンにしている」と豪語されても仕方ない。